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出版社生まれのコスメブランド「BLUEMOMENT」が予想外の大反響を産んだわけ



2022年3月に出版社ブルーモーメントから生まれたコスメブランド「BLUEMOMENT」。飛ぶ鳥を落とす勢いで成長し、ネイルポリッシュや香水のコレクションは売り切れ続出の人気商品となっています。今回は、BLUEMOMENTの創立者・竹井夢子に、インターン生AがBLUEMOMENTの設立の背景や、コスメの制作裏話までを伺っていきます!


1)コスメブランド設立の背景



インターン生A)出版社からコスメブランドを設立しようと思ったきっかけや背景について教えてください。


竹井)「本単体だけではなく、読書時間を彩りたい」という想いが元々あったというのが大きな背景ですが、最初のきっかけはクリスマスのノベルティでした。本をオンラインで購入してくれた方に、クリスマス限定のノベルティをプレゼントするという企画で、本を読むときに使えるマグカップやしおりなどを想候補となるアイテムを上げていきました。その中の一つで上がったのがネイルポリッシュです。刊行している本の中の人物に合わせて、指先を彩るのも素敵だな…という案から生まれました。しかし、実際にノベルティを作っていくと、ノベルティでは収まらない程大変で。私自身のコスメ好きも相まってこだわりが溢れてしまったんです。そういった経緯で本格的にブランドを設立しようと決めました。なので、最初からブランドの設立を想定していたわけではなく、ノベルティがとても大きな進化系となり、その願いがブランド化したというのがきっかけとなります。


 

インターン生A)「本を読む所作や空間まで美しく彩りたい」と思うようになった背景について教えてください。



竹井)この背景には、出版社の目標でもある、「読書を消費行動にしたくない」という想いが深く関係しています。気になる本があって、それを購入すると想定します。そうすると、例えばAmazonで注文して、茶色い封筒が届いて、その中にビニールも無く本が入っていて、読んで、終わり。それで終わってしまうわけです。その行動には、美学がないと感じました。なので、出版社設立当初からそこに美学を持たせたいと考え、オンラインショップの梱包を工夫したり、装丁に力を入れたりしていました。しかし、本は身にまとえません。一方で、ネイルってパッと手を掲げれば見えるし、香水も身にまとえます。なので、本で得た感動とか、読んだ感想とかを、常に身にまとえるようにしておく、目に見えるようにしておくという、ある種武器的なニュアンスとして(ネイルや香水が)凄く良いのではないかな、と考えました。


 

インターン生A)コスメを作る際、本のストーリーと一連のものとして制作されていますが、それを実現するためのこだわりだったり、難しかったことだったりを教えてください。


竹井)感じた感動や本の中のエッセンスを商品化させたかったので、それがわかるような色味だったりとか、ネーミングだったりに凄くこだわっています。例えば、「この『それでもあなたは美しい オードリー・ヘップバーンという生き方』という書籍の中の、このエピソードはとても素敵なものだから、そのイメージを纏えるようにしよう」と思ったときに、それがわかるけれど、でも単品でも成り立つようなネーミングを様々なところから導き出したり、そのエピソードに込められた想いを色にするとしたらどんな色になるだろか、と考えたり。エピソードをネイルポリッシュのコレクションテーマである花、ジュエリー、フルーツに具現化させたとき、どんなふうになるのかな、と様々な要素や項目を掛け合わせながら考えています。なので、もちろん質や発色にも拘っているのですが、1番何にこだわっているかというと、コンセプトとネーミングですね。



2)コスメブランドを設立してからの約2年間



インターン生A)コスメブランドを設立してみて、反響はいかがでしたか?


竹井)リリース初期は正直あまり反響が良くなくて。本が好きな層とコスメが好きな層はあまり被らないのではないか、と懸念するほど、それまでの購入者の方には響きませんでした。半年ほどは低迷というか、在庫もたくさん抱えていたということもあって、大々的にネイルを押し出すのではなくて、出版社生まれのコスメとして「こういう想いで作りました」と発信を始めました。そうすると、本好きの方だったりとか、最初可愛さで引っかかった方に出版社生まれということで「エモい」と思っていただけたり、色んなきっかけでコスメを知ってくださる方が増えました。ネイルの可愛さ単体を押し出した最初の半年よりも、しっかりと現在のようにストーリーを押し出すようになってからの方が、SNS等で大きな反響を得ることが出来たんです。


 

インターン生A)設立してから2年間で、大きな変化はありましたか?



竹井)1人でやってきたブランドなので、個人的には心境の変化がとても大きいです。2022年12月にポップアップを開催した際に初めて大きな変化がありました。リリースしてから1年間はBtoCのオンライン事業だったということもあり、もちろんSNSで口コミは届くものの、やっぱりファンの方との間に距離感があったんです。あまり肌触りのある感触が掴めていない中、はじめて東京でポップアップを開催したとき、実際にお客様がリアルで来てくれて。

ポップアップの開催を知って、情報を調べて、渋谷まで足を運んでいただくのは本当にすごいことだと思いました。実際に会場まで足を運ぶというのはとてもハードルが高い中で、それでもお客様がいらしてくれたことに非常に感動したし、お客様が本当に目をキラキラ光らせて商品を選んでいる姿を見たときに、それまでどちらかというと「私のためのコスメブランド」だったのが、「コスメブランドのための私」になったんです。自己実現欲求が強くて、何者かになりたいとか、他人と違うことがしたいとか、そういうことを前提に、その手段としてコスメブランド「BLUEMOMENT」を経営するという側面が強かったのですが、これを期に自己実現欲求とかどうでもよくなって。本当に「お客様をひたすらに喜ばせたい」という想いが強くなって、「そのために私はひたすら働きます!」みたいな(笑)。「他者への提供精神」が強くなった、というのが大きな変化ですね。


 

インターン生A)SNSで「万バズ」した背景を教えてください。


竹井)これはあくまで結果論でもあるのですが、BLUEMOMENTが万バズした背景にあるのは主に2つの要素で、1つ目が「ビジュアル」、2つ目が「言葉」です。

1つ目の「ビジュアル」に関して特に強くこだわっているのが、商品写真です。よくAmazonなどの商品ページに白無地背景で掲載されていると思うのですが、ああいった写真を一切使用しないということは徹底しています。私は「こういった商品があります」という情報を届けたいのではなくて、商品の世界観だとか、ストーリーとか商品の背景を丸ごとお客様に届けたいんです。なので、商品の背景に世界観を演出するような小物を置いたり、「その商品がある暮らし」がどんなものかをイメージしたり、アートディレクションには非常にこだわりました。写真をパッと見た時に、情報以外の何か「エモい」ものを伝えられるようにしたんです。

2つ目の「言葉」に関しては、香水によくある「桜&チェリー」のように香りをダイレクトに伝えるものではなく、解釈の余地を伝えられるようなネーミングにすることに拘りを持っています。例えば「ひたむきな愛」でいえば、私はBLUEMOMENTを思い浮かべるけれど、他の誰かだったら特定の人を思い浮かべるだろうな、とか。色々な解釈ができたり、情景が浮かんだり、そういったことができるように名前を選んでいるので、BLUEMOMENTの商品は「語りたくなるネーミング」になっています。なのでBLUEMOMENTの投稿には引用RTが多いんです。引用RTで「これって○○の概念なんじゃないか」とか、自分で感じたことを語ってもらうきっかけとなるような言葉を選んだことが拡散に繋がっているのではないかな、と考えています。


 

インターン生A)コスメブランドを設立してからの2年間、最も楽しかったことや、逆に1番大変だったことについて教えてください。


竹井)やっぱりポップアップはとても楽しいです。あとは作品作りが好きだったので、それまで頭の中で考えていたことや、画面上で作成していたデザインが商品として手元に届く瞬間は非常に楽しいですね。「これが作品となった!」という瞬間がすごく好きなので、その瞬間はいつもわくわくしています。

大変だったことは2つあって、1つは日本でのものづくりが高すぎるということです。BLUEMOMENTって実はとんでもなく原価が高くて、経費を節約するために自分でやらなければいけないことも非常に多いですし、日本という国は物を作ろうと思ったときにものすごくお金がかかる国なんです。なので、こだわりと経営とのバランスをとるのが非常に大変でした。結果的に現状としては、こだわりを優先しています。

2つ目が、流通です。発送方法などにもこだわっているなかで、どうやって効率的にきちんとお客様に商品をお届けするか、どうやってお客様と信頼関係を築いていくかというところは、やっぱり大変でしたね。


 

インターン生A)最後にBLUEMOMENTの商品をご購入いただいているファンの方や、ご購入を検討されているお客様へ向けてメッセージをお願いします。



竹井)きっと皆さんが想像されているよりも、皆さんの反応が私の糧になっています。私は自分のブランドについて検索することも多いし、本当に皆様のお声やポップアップでのお客様の表情が何よりもクリエイティブや現状の糧になっています。なので綺麗事に聞こえるかもしれませんが、お客様には感謝しかありません。皆さんがBLUEMOMENTの商品で心をときめかせていると同時に、私も心をときめかせているお客様に心をときめかせているんです。これからも末永く、BLUEMOMENTをよろしくお願いいたします。






ありがとうございました!出版社生まれのコスメブランド「BLUEMOMENT」の商品には、たくさんの願いやこだわりが詰まっているんですね。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。コスメブランド「BLUEMOMENT」では、商品を手に取って頂いたお客様が少しでも自分らしく輝けたら良いな、という願いをこめて商品を制作・お届けしています。是非、これからもBLUEMOMENをよろしくお願いいたします。ーー(BLUEMOMEN一同)



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